ホンジュラスはバランスの良い甘さと穏やかな酸味が魅力のコーヒーです。産地はサンタバルバラやコマヤグアなどの高地で、標高は1,200〜1,800m、雨季と乾季がはっきりした気候が品質を安定させます。品種はカツーラやカツアイ、ブルボンが中心で、小規模農家の丁寧な生産が特徴です。精製はウォッシュトが主流で、クリーンで飲みやすいカップが出やすい傾向。風味はリンゴやキャラメルの香り、酸味は中程度でやさしく、甘味ははっきり、ボディは中程度で滑らかです。抽出はペーパードリップやフレンチプレスが相性良く、甘さを引き出せます。まとめとして、バランス型が好みの人や初心者にも向いた産地です。焙煎は中煎りだと香りと酸味の輪郭が分かりやすく、中深煎りでは甘さとコクが強調されます。ミルクを合わせる場合は、深めの焙煎やボディのあるロットを選ぶとまとまりやすいです。抽出温度は高温すぎない92〜94度を目安にすると、酸味と甘さのバランスが取りやすいです。粉量は標準的な比率で安定しやすいので、まずは好みの濃さで微調整すると良いです。収穫は手摘みが多く、完熟チェリーの選別が味を左右します。保管は高温多湿を避け、開封後は早めに使い切ると香りが保たれます。挽き目は中挽きから始め、抽出時間で濃度を調整すると安定しやすいです。飲み比べるなら同じ焙煎度で比較すると地域差が分かりやすいです。同じ産地でも年やロットで差があるため、ロースターの説明と合わせて選ぶと失敗が少ないです。
ホンジュラスのコーヒー
- ホンジュラス
サンタバルバラ
ホンジュラス南西部の山岳地帯、標高の高さにより複雑で深い味わいが発達。20世紀初頭にコーヒー栽培開始、国内生産量の3分の1を占める。2004年からCOE開催、多数の生産者が参加。エル・グアヤボ農園(2012年マリオ・モレノ設立)やネルソン・ラミレスのチェリー農園などが有名。標高1700m、11月-3月収穫、天日乾燥と機械乾燥併用でウォッシュド精製。
- ホンジュラス
ロスプリモス
ホンジュラス ロスプリモスは、同国有数の名産地サンタ・バルバラ地区に位置する農園です。農園主レイナルド・ムニョス・ロペス氏とその一族は長きにわたりコーヒー生産に携わってきました。 栽培品種は主にパカス種やカツアイ種で、精製は伝統的なウォッシュドプロセスにこだわり、安定した高品質なスペシャルティコーヒーを生産しています。この製法が、クリーンでバランスの取れた風味の基盤となっています。 フレーバーノートは、黄桃やオレンジ、アプリコットのような丸みのある果実感に、ハチミツのようなしっかりとした甘さが伴うのが特徴です。爽やかでほんのりとした柑橘系の酸味と、芳醇でマイルドな口当たり、クリーミーな質感を持つロットもあり、甘さと酸味の調和がとれた上質な味わいが楽しめます。
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ロスケッツァーレス
農園主ペドロ・サガスティン・エナモラドが1978年から開始。2011年エルサウセ村に土地購入、幻の鳥ケツァールにちなみ命名。2014年収穫開始、スペシャルティコーヒー生産に適したテロワールを確信。オーガニック栽培、自作・購入肥料併用。急斜面で風通し良好、湿度適切、国立公園近くで霧・雲発生しやすい環境。マイクロロット生産に特化。
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ポッソネグロ
ホンジュラスのインティブカ県マサグアラ市に位置する村。2019年にCOE2位を獲得したエルナン・ゴメス氏などの成功した生産者がいる。小規模農園でシェードツリーと併せた有機栽培を実施。標高2000m級の山沿いに産地が集中し11月から3月に収穫。天日乾燥と機械乾燥を併用してウォッシュド精製を行う。トレーサビリティ管理により品質向上を実現。
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ネルソン
ホンジュラス西部のインティブカ県マサグアラ市ポッソネグロ村やオコテペケ県の小規模生産者組合COCAFELOLが重要な生産地として活動しています。エルナン・ゴメスさんという生産者は貧しいコーヒー生産者でしたが、スペシャルティコーヒーの生産を始めて熱心に改良を進めた結果、COE2位を獲得し、得た資金で家を建て替えたり精製所の改良を行い、コーヒーの品質向上で生活も向上するモデルケースとなっています。2012年と13年に国家非常事態が宣言されるほどさび病が深刻な問題となりましたが、国を挙げて復興を行い、現在では中米最大のコーヒー豆生産国となりました。コパン、モンテシージョス、アグアルタの各地域で異なる特徴を持つコーヒーを生産しています。
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エルサウセ
ホンジュラスは中央アメリカにある国で、国土の80%が山岳地帯でミネラル豊富な火山性土壌を形成しています。エルサウセ農園は2017年度のCOE(Cup of Excellence)を受賞した高品質コーヒーで、農園主の息子フランクリンさんが農園を管理し、除草剤などを使用せず土壌は健康的で毎年素晴らしいコーヒーを生産しています。ホンジュラスでは1970年にホンジュラス・コーヒー協会(IHCAFE)が設立され高品質なコーヒー豆の生産が推奨され、2016年と17年にはコーヒー豆の生産量が世界第5位となり中米最大のコーヒー豆生産国となりました。トレーサビリティが備わっており、どの農家が作ったかや生産者団体の詳細な生産履歴を知ることができます。