コロンビア

ティピカ

コーヒーについてコロンビアのティピカ種は1730年代初頭にイエズス会修道士によって持ち込まれた最も古い歴史を持つアラビカ種です。ティピカはスペイン語で「典型的な」「標準的な」を意味し、すべてのアラビカコーヒーの祖先とされる品種です。標高1200~2300mのアンデス山脈斜面で、気温18~24度の理想的な環境で栽培されています。病害虫に弱く栽培から収穫まで4年の歳月を要し、収穫量が少ないため現在ではティピカ100%のものは極めて希少になりました。しかしその遺伝的特性は品種改良を通じてカスティージョ種やタビ種などの新品種に受け継がれています。ティピカ種は18世紀後期にカリブ海、メキシコ、中央アメリカへと広がり、コロンビアでは特にウイラ、アンティオキア地方で栽培されています。シェードツリーによる森林栽培が理想的で、落ち葉が腐葉土となり自然の力を最大限活用した持続可能な農業を実現しています。

淹れたメモ

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